馬券必勝法

馬体重の増減。増えた時と、減った時。期待値、回収率は?

2021/01/14

馬の体重はレースに影響を及ぼすか?

▼馬体重の増減に関する考察

Ochiaiの肌感では、
馬の期待値が高い場合、馬体重に多少増減があっても、そのまま買うことが多い

ざっくりと言えば、「±20kgの範囲であれば、特に気にしない」です。

馬体重について掘り下げてみましょう。

▼競馬は馬券購入前に馬体重を確認することが出来ます。

この馬は前走より+10キロだから太めだ!この馬はー20キロでガレてる!
などです。

▼馬体重に増減が無い場合は特に問題ないのですが、二桁の体重の増減があった場合は
切った方がいいのでしょうか?

場体重がレースに及ぼす影響が大きと考える人の意見は多いでしょうが、
わたくしOchiaiの場合は、馬体重は考慮しなくても、馬券で儲けることは十分出来ると考えています。

▼実際にOchiaiは馬体重をほとんどみないですが、中長期的な馬券収支は+です。

馬体重は、500kg前後なので、10キロ前後の増減が、レースにおけるパフォーマンスにそれほど
影響を及ぼすとは考えていません。

▼特に、レベルの低いレースの場合、多少太めでも、痩せていても、強い馬は強いです。

1日3場開催で36Rある場合、ほとんどが条件戦のようなレベルが低いレースなので、
私は馬体重を気にしません。

ただ、G1レースなどの、超がつくほどの高いレベルのレースになった場合は、ほんの
少しの馬体重の変化がレースに影響を及ぼす場合は多くなります。

ボクシングなどと同じで、極限状態の戦いでは、体重は試合に大きく影響を及ぼします。

▼ですので、馬体重は
重賞レース以上では考える
というスタンスで、それ以外はほどんど無視です。

▼馬体重よりも、「オッズ」を見る方がよほど重要です。

馬体重を確認することも確かに重要ですが、私たちのような一般人にとっては、パドックで
馬の状態の良し悪しを判断するのは難しいです。

それに時間をかけるよりも、「レース選別やオッズの分析」に時間を割いた方が、収支はプラスに
なると考えています。

優先順位を考えた場合に、馬体重は下になるということです。

▼「パドックを見る眼」を持っている人は強いアドバンテージがありますが、たいていの人は
パドックを見てみよーわからん。という状態だと思います。

「+10キロだがこれは、成長分でOK」とか、「-10キロでも絞れているからOK」・・・などの判断は
ほとんどの人には困難だと思います。Ochiaiも無理です。

ですから、馬体重よりも明確な要素で期待値を判断し、馬券を購入した方が、予想も効率的に
行えますし、回収率も上がりやすくなると考えています。

▼実際に、馬体重が増減した場合のデータを見てみましょう。
【馬体重がマイナス20キロ以上の場合】
2010~2018.1
27847レース調べ

単勝回収率 53%
複勝回収率 49%

20キロ以上体重が減ると、「ガレ」気味になり、走れない馬が多い印象です。

ただ、20kg以上も減るというのは、まれなケースなのでほとんど見ることはないです。

重賞では、2015年のフィリーズレビュー(G2)で、クイーンズリングが丁度マイナス20キロで
1着になりました。

1番人気であれば、馬体重の増減があった場合でも、好走率は高いです。
ただ、「回収率」は低くなります。

【馬体重がプラス20キロ以上の場合】
2010~2018.1
27847レース調べ

単勝回収率 79%
複勝回収率 71%

馬体重がプラス20キロ以上の場合は、回収率は意外にも高いです。
(今回のデータの平均値は、単勝回収率 70% 複勝回収率 70%)

つまり馬体重が20kgもマイナスであれば好走確率が下がったり、
プラス20キロでは少し回収率がよくなったりと、馬体重の増減で馬の良し悪しはあまり
判断出来ないのではないかというのが自身の考えです。

さらに、20キロ以上の体重の増減は珍しいケースなので、神経質になる必要もないと
考えています。

▼余談になりますが、「馬体重そのもの」は回収率に影響します。

【419キロ以下の馬の場合】
単勝回収率 29%
となっています。

つまり競馬では、「馬体重」「馬格」自体は回収率に影響を及ぼします。

【500キロ以上の馬格のある馬は】
単勝回収率 79%

回収率がかなり違います。

「419キロ」以下の小柄な馬よりも、「500キロ以上の大型の馬」の方が、中長期的な回収率は
高くなることが分かります。

馬体重の増減ではなく、「馬体重」自体は重要なファクターというわけです。

▼今回は、馬体重の増減がレースに及ぼす影響について書いてみました。

まとめると、

「期待値の分析がしっかりと出来ているのであれば、馬体重はそんなに重要視しなくてもプラス収支に持っていける」
「20キロ以上のマイナスの場合は(レアケースですが)、回収率が下がるので、少し評価を下げた方がいいかもしれない」

です。

▼Ochiaiの主観ではありますが、「馬体重よりも優先させるべきことがある」と考えています。

馬体重は補助的なファクターですので、「レース選別」や「能力の割に人気のない馬を見つける」といった作業に
時間を割いた方が、回収率を上げるとが出来ると考えています。

馬体重と回収率の関連性

▼馬体重の増減についてさらに掘り下げてみます。

大幅な馬体重のマイナスは回収率を下げると述べました。

ただし、少しだけ例外があります。

「3か月以上間隔が空いた馬(休み明け)の馬の場合、大幅な馬体重の変動が、回収率を上げるケース」

です。

▼休み明けの馬が大きく馬体重を増やしたり、減らしたりしている場合多くの人は、「ダメだ」というイメージで
馬券から外す傾向にあります。

ですので、私は逆に、「休み明けの、大幅な馬体重の変化がある馬」を狙っていく場合も多いです。

▼基本的には私は、データを優先させるタイプなので、レース直前の馬体重はあまり気にしません。

土日は競馬以外にもやることはありますし、リアルタイムでグリーンチャンネルやパソコンの前に
座っておくことも出来ない状況もあります。

ですので、期待値が高い馬を、しっかりと見つけるようにして、パドックはよっぽど暇なときしか見ない
です。

▼頭に入れておきたい点として、上述しましたが、
「重賞レースの場合は、休み明けの馬体重の変動が回収率に影響するケースは多い」です。

レベルの低いクラスのレースは、能力の絶対値で着順が決まりやすいですが、重賞やG1ともなると、
ほとんどすべての馬は能力が高いので、好調でないとなかなか勝つことは出来ません。

▼この記事を読んでいる方の中には、重賞しか買わない人も多くいるでしょう。

重賞を買う場合は、直前の馬体重をしっかりと確認して、大きく体重を減らしている馬は
評価を下げるなどすれば回収率は上げりやすくなると思います。

▼さて、「G1レースでの馬体の増減」についてみてみましょう。

肌感では、G1での好走確率が下がる条件として、
「10キロ以上減らしている馬」
です。

▼「究極の仕上げ」という言葉もあるように、馬体をギリギリまで絞るのが良いとされています。

贅肉をしっかりと落とすことで、レース時のパフォーマンスを最大限に持っていく。

このような究極仕上げでG1を勝った馬はいますが、データを見ると、馬体重が10キロ以上減っている馬は、
好走率が下がります。

▼具体的なデータを出すと、2010年から2017年末までのG1レースで、
「10キロ以上減らしている馬」は162頭いました。

単勝回収率は、「33%」です。
すごく低いですね。

▼ちなみに、G1レースで回収率が高いのは、「±3キロ」の馬です。

変動が少ない馬が、G1レースでは信頼出来るというわけですね。

究極仕上げ(馬体を絞る)は、データ的にはあまりあてにならないということが分かります。

▼10キロ以上減らしていても、G1で優勝する馬はいます。

マリアライトは2015年のエリザベス女王杯で、輸送の影響もあってかマイナス10キロでした。
この時に1着になっています。

このような例外はありますが、平均的にはG1レースでは、馬体重はあまり変動していない方が
良い印象です。

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