人気馬は期待値が低く儲かりにくい、堅い馬券は儲からない
▼人気馬は儲からない?
自信の肌感では、
「人気馬は馬券は当たりやすいが、儲かるのは難しい」
「中穴が回収率が上がりやすい」
「人気馬でも、レースを厳選すれば儲かる」
掘り下げていきましょう。
▼競馬で、回収率が上がりにくい馬券の典型例としては、
「人気馬ばかりを買う」が挙げられます。
人気の馬ばかりを買うと的中率はいいのですが、プラスにすることが出来ません。
なぜか。
的中率が高いので一見儲かると思いますがそうではありません。
人気馬寄りの馬券は、よほど上手い人ではない限り、回収率が上がりません。
▼ではなぜ、人気の馬を買うと儲からないのか?
それは、競馬には控除率があるからです。
控除率は「テラ銭」のことです。
控除率は25%です。
25%が初めから差し引かれているので、ただ馬券を買っているだけでは、長い目で見れば25%マイナスに収束していきます。(さらに、競馬にはプロがいるのでさらに負けます。)
▼なので、この25%を加味した上でさらにプラスに転じるには、期待値がある馬券を買い続けなければなりません。
競馬初心者の人には多少難しいかもしれませんが、感がつかめれば難しくはありません。
「馬券になる確率はそこそこ高いにも関わらず、人気があまりない馬」を買えばいいのです。
▼人気馬の馬券は、この「オッズの歪み」が起こりにくいです。
「人気がなく強い」馬が儲かるので、最初から人気している馬はそれ以上の伸びしろがないのです。
「人気がある馬は期待値が低いわけ」です。
▼「期待値」を理解出来ない人は、そのまま馬券を買い続けると、中長期的にマイナスになっていきます。
つまり、馬券で勝つには「期待値」についてよく理解しなければなりません。
期待値について知識を増やしていくのが馬券で儲ける上では大切です。
▼ここで、本命の人気馬を買うリスクについて説明します。
競馬を始めたばかり初心者は「人気馬から流す」ということをよくやると思います。
自信もそういった時期がありました。
▼自身の経験は、「単勝が1倍台の◎を探してその馬を軸に、馬連や、3連複で相手数頭に流す」という買い方です。
「この買い方ならバンバン的中して儲かる」と単純に考えていました。
もちろん的中率はいいのでよくあたるのですが、
儲からず、マイナスでした。
▼なぜ儲けることが出来ないのか?
それは、自身と同じような買い方をしている人が多数いるからでした。
つまり、「単勝1倍台の馬は強いので」その馬から馬券は売れていきます。
▼当ブログでよく言っていますが、
「JRA主催の競馬は、オッズが変動しますので他の人と同じような馬券を買っていたら負ける」のです。
馬券で儲かるには、「他人があまり意識していないような馬を買い続けなければなりません」
そして、人気のある単勝1倍台の馬を買い続けることは、これに逆行しやすいわけです。
▼さらに、「1~5番人気の馬連BOX」のような買い方をする人も多くいると思います。
こちらも、的中率はかなり高くなりますが、中長期的にはマイナスに収束していきます。
理由は、「同じような買い方をする人が多いから」です。
▼では逆に人気の無い大穴馬を買えば儲かるのか?という
疑問が沸いてきますが、
残念ながら、これもプラスにはなりません。
理由は、「穴馬券を買い続ける人が、多くいるから」です。
▼超大穴馬券を的中させて、「勝ち逃げ」すればプラスですが、ほとんどの人は馬券を的中させるとまた、馬券を買います。
なので、期待値が低い穴馬券は、買い続けるとマイナス収支になってしまう可能性が高いのです。
▼競馬では、「本命党」「大穴党」が大勢を占めています。
そうなると、「本命」「大穴」は過剰人気になるので、この戦法では利益が出しにくいのでは?と考えられます。
▼こういった理由から私は、「中穴」を推奨しているのです。
「中穴」は過剰人気しにくく、利益を出しやすいです。
▼「中穴を狙う場合は、中穴が狙いやすいレースを選ぶこと」が大事です。
数多くのレースがありますが、それぞれ特徴があります。
「堅く収まるレース」「荒れやすいレース」
こういったレースで中穴を狙っても的中しずらく利益は出しにくいです。
▼逆に言ってしまえば、人気の馬は利益が出しずらいといっても、
「本命で決まりやすいレースを選択して、そこに資金を集中すれば本命党の人でも利益を出すことが出来ます。」
ということになりますね。
▼大穴の場合も同じです。
つまり「自分が狙う配当(本命or中穴or大穴)が出やすそうなレースを選ぶこと」が競馬で儲けるポイントです。
▼今回は、人気の馬は儲からないのか?について書きました。
まとめると、
「本命馬は、過剰に人気しやすいので利益が出しにくい」
「ただ、本命で決まりそうなレースを選び、そういったレースだけを狙うのであれば利益を出すことが出来る」
です。
▼上記の通り、本命サイドの馬では利益を上げることは難しいと考えています。
かなり、入念にレースを選択すれば、利益を出すことは可能ですがレース選択にかける時間を考えたら効率があまりいいとは言えないです。
人気馬から馬券を流すとどうなるのか?
▼さて、人気馬についてもう少し掘り下げてみます。
例えば単勝1.5倍以下の馬から2~6番人気まで、「5点買う」とどうなるでしょうか?
【単勝1.5倍以下から馬連5点】
的中率64%
回収率78%
馬連5点で、的中率64%は高い的中率です。
馬券が当たる快感を得たいだけであれば十分すぎる的中率です。
それゆえ、「超人気馬からの流し」は過剰に人気するのです。
▼とは言っても、回収率78%は普通の競馬ファンよりは成績は良い方でしょう。
ちなみに、上記データから、少頭数のレースを除けばさらに回収率は上がります。
10頭以下のレースを除いてしまえば、80%以上の回収率に落ち着きます。
▼だから、「あまり負けたくない!」という競馬を始めたばかりの人は本命から流してみるのもいいかもしれません。
初心者が、中穴~大穴を狙うと回収率が10%付近になるので競馬が楽しめなくなるかもしれません。
▼ただ、「人気馬からの馬券は負けは少額で済むかもしれないですが、儲けることが難しい」という傾向があります。
▼人気馬からの馬券は、回収率80%くらいは余裕で出せるわけですが、それ以上に持っていくのが難しいです。
本命馬券で、中長期的な回収率を100%以上に持っていくには、レースを厳選しなければなりません。
レース選択は回収率向上に関して非常に大事な作業ですが、ここにものすごく心血を注ぐことになります。
▼人気馬からの馬券は、ランダムに買っても中長期的な回収率が70%付近に収束します。
穴馬券は、中長期的な回収率が30~150%くらいまでの間で変動します。
肌感では、穴馬馬券は知識がある人は儲けを出しやすい代わりに、知識が無い人がやると大敗する可能性が高いです。
▼本命サイドの馬券で利益が出にくい理由として、「オッズに幅が無い」からだと考えています。
感覚的には、オッズが低いということは馬が過小評価されにくいです。
例を挙げると、1番人気の馬が単勝3倍台の時、この時1番人気の馬が過小評価されているとします。
過小評価であればおいしいオッズではあるのですが、オッズ3倍では、その「伸びしろ」が少ないと考えられます。
▼ここら辺の話は、競馬を始めたばかりの人には理解が難しいかもしれませんが感覚がつかめてくれば簡単です。
競馬はオッズで払い戻し金が決まります。
オッズは競馬ファンによって形成されます。
▼このシステムが、競馬で儲けるためのポイントです。
「多くの人が下手な買い方をしているところに、儲けのコツがある」
と考えています。
▼例えば、「勝率10%で、単勝のオッズ15倍」これは、
おいしい馬ですね。
勝率10%で、オッズ10倍であれば回収率100%に収束しますので、オッズ15倍なら回収率は150%に収束していきます。
▼こういったおいしい馬が1日の内に何頭かいます。
こういう馬を買い続ければ中長期的に回収率をプラスにすることが出来ます。
▼今回のテーマ「人気サイドの馬」に関しては、「勝率50パーセントで、単勝オッズ3倍台」こういう馬が出走するレースを探すのは非常に困難です。
中穴馬は、回収率150%のレース、馬を探すのはそう難しくはないのですが、人気馬を中心に回収率150%を探すのは、かなり難しいです。
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