馬券必勝法

ハイペースやスローペースでは、逃げ・先行・差し・追い込み どれが有利か?

2021/01/14

▼いわゆる、スローペースは逃げ・先行馬にとって本当に有利なのか?

持論では、

「脚質が着順に及ぼす影響は、隊列の形によると思う」
「Sペースであれば前有利、Hペースは差し有利というわけではない」
「どのようなペースであれ、競馬は逃げ・先行の前目の馬を狙った方が回収率は高くなる」

掘り下げてみます。

▼隊列の先頭を行く馬(逃げ馬)が、大逃げをして、隊列が超「縦長」になるケースがありますね。
いわゆる「Hペース(ハイペース)」で、この場合は、差し・追い込み馬に有利とされています。

▼ただ、肌感では、「縦長」になる場合、逃げ・先行馬がよく粘る印象です。

Hペースで、なぜ差し追い込み馬がこないのか?

▼自分の考えでは、「後続の馬が脚を使わされている」からだと考えています。

差し・追い込み脚質の馬は、最後の直線の時に繰り出される一瞬の「スピード」が持ち味ですが、
スピードの「持続」の観点からは、逃げ・先行場に軍配が上がると考えています。

▼なので、前目の馬がレースをHペースで引っ張る場合は、後方からの差し・追い込み馬は前との
距離が開いていきます。

前との距離が開いてしまった場合は、ある程度早めに先頭を追いかけなくてはいけません。

ただ、差し・追い込み馬が早めに追いかける形になった場合、上述のように「持続」力がないため、
スタミナが消費されてしまいます。

最後の直線でスパートをかけたいにも関わらずスタミナも切れ、前との馬との距離も離れている分、届かない
という現象が起きます。

▼対して、
超Sペース(スローペース)の場合、馬郡が凝縮して団子状態」の場合。

この時は、スローペースでも差し・追い込みが決まりやすいです。

なぜ、スローペースでも追い込みが決まりやすいのか?

▼馬郡が、団子状態の時は、直線に入った時に各馬の位置取りにさほど差がない状態です。

逃げ馬と後ろの馬との距離が近いですね。

こういった隊列の場合は、いわゆるヨーイドンの「瞬発力勝負」になる。

基本的に追い込み馬は瞬発力があるので、前を行く馬を差しやすい状況が生まれます。
なので、スローペースでも差し・追い込みが決まりやすいと考えています。

▼Hペースは差し・Sペースは前有利といった単純なものではなく、
馬郡が凝縮した団子状態なのか、それとも縦長なのか、「隊列が肝」であると考えています。

この隊列を予想することも展開予想の一つです。

特に、大逃げを打つ馬がいるケースでは、Hペースのスタミナ勝負になる場合があり、
「持久力がある馬」が好走することがしばしばです。

▼展開の読み方について述べてきました。
ここまでは、「基本」です。

もう少し掘り下げて考えてみます。

上述の通り、
HでSペースでも、基本、前目で競馬をした方が有利」だと自身は考えています。

どのコース、レース場のデータを見てみても、
「前に行った馬の回収率が高い」

これはtargetで確認済みです。(ようちぇけら!)

これは、競馬における大原則だと考えています。

「縦長の場合、前が残る」、「瞬発力勝負でも前が残る」
いずれにせよ、前が残る確率が高いです。

多くのレース見てみると、「前が潰れる」ケースよりも、「前が残るケース」が多いです。

▼話は逸れますが、
「軸馬は、先行馬の方が信頼度増」
「先行馬が穴をあける確率は高い」

こういった傾向も見て取れます。

「前目で競馬をする」というのは高いアドバンテージなのです。

▼HペースとSペースの話に戻しますが、

一般的には、「Hペースは差しが決まりやすい」、「sペースは前が残りやすい」という傾向
があることは確かです。

それは確かな事実なのですが、「期待値」ベースで考えると、話は変わります。

▼つまり、「Hペースと新聞で予想されている場合であっても、差し・追い込み馬を中心に馬券を組んでしまうと、
中長期的な回収率は悪い」

と考えています。

▼ここで一つ例外として、
重賞レースのような、ハイレベルな戦いで、逃げ・先行馬が人気になっている場合はマークされるので信頼度が下がる
と思っています。

重賞レースはどの馬も仕上げてきており、馬の能力が問われるレースです。
そのような場合に人気馬が前を行くと、マークを受けやすく、潰されやすくなります。

なので、重賞で人気になった場合は前ではなく、中団からやや後ろで競馬を進めることが多いわけです。

▼例として挙げると、
「前哨戦(トライアル)で人気のない馬が、逃げ・先行で好走し、いざ本番(G1)で人気になる」場合。

このようなケースでは、本番で執拗にマークされ惨敗するということがよくあります。

前哨戦では、前で競馬をしても人気もなかったために、マークがなかった。それゆえ好走できたのですが、
G1ではそれがあだとなり、マークされ潰されてしまうのです。

よくあるパターンです。

▼今回は、Hペース・Sペース時の予想方法について述べました。

まとめとして、

基本的にはどんなペースでも、逃げ・先行有利
重賞では、前に行くとマークされるので、それがあだになるケースがある

です。

▼「好走確率と、回収率は別」ということです。

つまり、
「Hペースと予想されているレースでは差し・追い込み馬に展開が向くが、Hペースと予想される場合には、
そのような馬が過剰に売れ、期待値ベース考えた場合狙ってはいけない」ということです。

▼なぜ馬券を買うのか?

勝ってなおかつ、利益を上げたいからですね。

他人とは別の視点でものを捉えて馬券を買わないといつまでたっても勝つことは出来ません。

ラップタイムで、ペースの判断は出来るのか?

▼「ペースうんぬんよりも、隊列が展開に影響を及ぼす」と書いてきました。

Hペースは逃げ・先行馬にとっては不利になるが、縦長だと、差し・追い込み馬は、
前との差が開いているので結果的に前が残る結果になる。

逆に、超がつくほどのSペースでは、前との差が小さいので瞬発力勝負で、差し・追い込みに展開が向く。

Ochiaiはペースよりも、隊列を気にするようにしています。

▼よく「1000m63秒で、かなりのスローペースです」などの実況がなされる場合がありますが、

1000メートルの通過タイムだけ切り取っても、馬場コンディションによって、それが速いのか、遅いのかは
異なってきます。

「高速馬場」と「渋った馬場」では、同じ1000mの通過タイムでも全く異なります。

1000m「58秒」でハイペースに思えても、「高速馬場」の場合馬にとってはラクチンという場合が多いです。

▼それゆえ、「ラップからはHとSの判断は難しい」と考えています。

では、何を基準にHとSと判断すればいいのでしょうか?

▼極論、全てのレースを見て、前が残ったのか?潰れたのか?をメモに残しておく。
これが出来ればいいわけですが、そこまで競馬にかける時間もないですね。

▼ですので、Ochiaiの場合は、過去のレースを見る場合、特に自分が見ていないレースを
分析する時は、馬の「通過順」からレースをイメージして、どの馬が強い競馬をしていたのか、
を妄想しています。

「通過順」からレースをイメージするのは、「期待値が高い」馬を見つける上で有効な手段です。

▼「1000メートルのタイム」についてもう少し掘り下げてみます。

ラップタイムはあくまで、「逃げた馬が作ったもの」にすぎません。

▼つまり、「1000メートルの通過タイム=逃げた馬が1000メートルを通過した」タイム
です。

例えば、サイレンススズカが大逃げした時の「1000メートルの通過タイム」は早いので、
Hペースに思えてしまいます。

ただ、後続馬は超後ろにいるわけなので、その馬たちにとってはSペースだったりするわけです。

▼なので、「1000メートル、57秒の、超ハイペースだ!」と思っても、他の馬がその馬に差が無く追随していない
限り、ハイペースとは言えないわけです。

▼このように、ラップタイムベースでレースを読んでもHペースなのか、Sペースなのかは判断が難しいです。

それゆえ、ペースを本当に知りたい場合は、競馬データベースソフトを使うなりして、1頭1頭分析して、タイムを
見なければなりません。

もしくは上述の通り、アナログな方法にはなりますが、レースを見て、メモする必要が出てきます。

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